6年生

6年生 出前授業「トイレが世界を救う!」

今日は、6年生がLIXILから講師さんをお招きし、「トイレが世界を救う!」をテーマにお話を伺いました。

中世ヨーロッパのトイレの歴史で、排泄物の不衛生な処理により、伝染病が流行した「トイレの暗黒時代」のお話を聞きました。現在も、世界では現在5人に1人が安全で衛生的なトイレを日常的に使用できない環境で生活をしていることや、安全ではない水や不衛生な環境が原因で発症する下痢性疾患により毎日700人以上もの5歳未満の子どもたちが命を落としていることを学びました。また、トイレに行きたくないという理由で、学校に登校できない子どもが多数いることも知りました。

日本では、江戸時代から排泄物を堆肥として再生し、資源循環させていた優れたシステムがすでにあり、「トイレ先進国」と言われています。そんな日本が、それらの問題を解決するための取り組みとして、「セーフトイレット」や「超節水型トイレシステム」を現地の人と協力して整備しているそうです。それによって、伝染病が減り、きれいなトイレが学校にできたことで子どもたちが教育を受けることができます。「トイレが世界を救う!」意味が分かりました。

今回の出前授業で、トイレの歴史や世界のトイレ事情、衛生課題の解決のためのLIXILの取り組みを知り、清潔なトイレ環境の大切さを深く理解し、自分たちの暮らしを振り返り、考え、行動する機会となりました。また、最後に講師の方の仕事に対するきっかけや想いを聞き、「楽しい」を仕事にすることの大切さも学ぶことができました。